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HOME ローカルワークストーリー 山崎 啓太郎さん(株式会社プリオンデ)

ローカルワークストーリー

「都会」であり「丁度良い田舎」でもあるけれど、
少しずつ個性が集まり、みんなで江別をデザインする。

「都会」と「田舎」を併せ持つまちに移住

札幌の隣に位置する江別市は、札幌からJRで15分程度。そのため札幌への通勤・通学圏内でもあり、交通の便が優れたまちです。そんな都会への近さと、緑や自然がたくさんあるこのまちは穏やかに暮らせる場所。実家が札幌にある山崎さんは、江別市にある大学へ進学し、その魅力に気づき江別への移住を決めます。

「地価も安いし、札幌からJRで15分。のどかさもあるし、便利さも備わっているのが魅了的なまちです。江別で暮らすと大きな庭も間取りも、理想の家も自然も全部諦めなくて良いんです」そんな魅力に魅せられた1人。

そして、現在デザイン会社に勤める山崎さんはデザインの力で江別を盛り上げるために奮闘中。なぜ、デザイン会社が「地域をデザイン」しようとしているのでしょうか? 「娘が通っている小学校(江別市内)の児童の数が減っていることを知ったんです。このまま減少し続けてほしくない、そう思ったのがきっかけでした」と江別のために奮闘するきっかけを話してくださいました。

地域をデザインするシゴト

商業広告のデザインや、WEB・名刺ハガキ・DM・冊子といったビジネスツールの印刷物などを手がける株式会社プリオンデ。こういった「ものづくり」の他に、地域をつくり、サポートするというフィールドにも力を入れています。大きな会社ではないからこそ、小回りの効く活動ができ、行政の力では対応できない小さな活動も支援できる、そんな思いから地域のサポート業務にも力を入れていくことになったそうです。「デザイン」も日々変わっていく世の中。多くの人に発信していくデザインが求められる今、地域の情報を札幌のデジタルサイネージで発信したり、SNSやゲームを活用するなど、新しいことを数多く仕掛けています。

「大好きな江別のため」それが原動力となる

山崎さんは、デザインの力を活かして江別をPR。例えば、江別市野幌に2017年オープンした今話題の「こっぺぱん」を販売するお店(ほっぺぱん)には、オープンに向けたデザインまわりなどをお手伝い。それは全て「江別のために」という一心での活動です。

また、今全国に広がる地域おこし協力隊。江別市にも4名の協力隊員がおり、山崎さんは「協力隊の協力隊」と名乗り、バックからサポート。協力隊員がうまく地元に馴染めるように、そしてやりたいことがスムーズに出来るように共に奮闘しています。具体的には、地域おこし協力隊のロゴをデザインしたり、イベントを一緒に盛り上げようと動いたり・・・。

こうした活動から、江別に少しでも人口が増えてほしいと願っている山崎さん。最近では少しずつ江別への移住者も増えてきており、そういった流れも「やりがい」に繋がっていくようです。そんな大好きな江別の中でも、山崎さんオススメの場所は「野幌森林公園」。江別と、お隣札幌市厚別区に架かるその場所を、よく娘さんと自転車でサイクリングに出かけるそうです。自然と都会がすぐ近くにあるこの場所に、山崎さんは日々癒やされるんですと話してくださいました。

「何もないまち」と言われがち。でも決してそんなことはないんです。

そんな山崎さんの気持ちに賛同し、今では「えべつセカンドプロジェクト」という名称で活動する市民団体が生まれました(※略して『セカプロ』)。メンバーには、江別市内でパートとして働く主婦の方もいれば、市内の米農家さんまで様々な面々が。ちなみにこの団体の名前には、「江別市役所がファーストなら、僕たちはセカンド」という由来があるそうです。まちづくりのメインは江別市役所ではありますが、行政では難しい分野・カバーしきれない部分を勝手にサポートしていきたい・・・そんな熱い想いがこのテーマに込められています。様々なジャンルで活躍する人々が集まるからこそ、人との繋がりも多く生まれていく。「江別でこれをやりたい!」と思ったら、様々なジャンルの技に長けた人が多いため、どんどん出来ることが増えていくのだとか。例えばある時、地域おこし協力隊の間で「普通に江別をPRしても面白くない!だったら、歌とダンスで面白くアピールしてみるのはどうだろう」というアイディアが生まれました。そんな時こそ、セカプロの山崎さんたちの出番。みんなの繋がりを集約し、なんと江別市内で「作詞ができる人」「作曲が出来る人」「ダンスの振り付けが出来る人」がいることが判明。アイディアが出てから、すぐにそれはカタチとなったそうです。「江別には実はスゴイ人たち、面白い人たちががたくさんいます。ちなみに僕たちセカプロは、レコードジャケットをデザインしてお手伝いしました。札幌の隣ということであまり目立ちはしないし、『何もないまち』と言われがちですが、実はそんなことないんですよ」と山崎さんは笑います。

江別市民が、江別を「デザイン」していく

「みんなにもっと行政に対する理解を深めていってほしい。『なぜ予算がないのか?』『なぜできないのか?』というところに興味を持って、江別というまちを一緒に良くしていこう!という人を増やしていきたい」と語る山崎さん。

他にも、公園にある遊具の色を変えてみたり、植える木を変えてみたりと、公園の雰囲気を変えてそこでアコースティックライブをやってみたい・・・そう話す山崎さんの発想は、さすがデザイン会社に勤めているだけあるのかもしれません。

実はこれから、また山崎さんは新たなイベントにも挑戦。それは、野幌駅前のkokomoka という仲間たちでよく集まる場所で、とあるイベントを開催予定。もともとDJが趣味という山崎さんは、江別市内に住む同じDJ好き・レコード好きを集めて大人も子どもも楽しめるイベントの中身にしていく予定なのだとか。そのDJ・レコード好きの仲間の内、1人は江別市内で農業を営む農家、もう1人は同じく江別市内の工務店で働く人・・・それぞれ本業は違いますが、みんな「江別が好き」「江別をなんとかしたい」という思いは同じ。

今後もこういったイベントを通し、まちをみんなでデザインして、「なにもない江別」と言われがちな姿を、どんどん変えていきたいと熱い想いを語ってくれました。

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